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会津湯野上温泉往復

Re:ミッドナイト温泉ライド

2009/09/25(Fri)-26(sat)

旅コンセプト 温泉の力で帰りのパワーを復活させろ。

結果まとめ
 予想が外れると痛いです。

使用機材:
Pnasonic Les Maillots S(1993)

シート:
スペシャライズド ボディージオメトリーコンプサドル(2002)

ペダル:
SPD

deuter スーパーバイクL

タイヤ:
NOKIAN 28C

ウェア:

 


毎年恒例の秋分の日ロングライディング。


今年はどーゆーわけだか、普通に出勤日で仕事だったので

若干ずれてしまいましたが気分は秋分ライドです。


秋分ライド最大のメリットは暑過ぎず、寒すぎず、日照時間は12時間もある事。

夏と秋の観光時期のハザマで、名だたる観光地もそれほど混雑しない事でしょうか?


今回は行き先は大川大露天風呂が待つ、会津の湯野上温泉にしました。



【写真は温泉紹介サイトからの無断転載です】

適度なアップダウンと観光地だらけなルートで退屈しないのが魅力であり、

鬼怒川から会津若松までの国道121は無数の温泉が立ちはだかる関東圏最強の温泉ストリートです。

というか、福島って関東じゃないので、上三依温泉までを関東最強にしよう。

今回の自転車の装備は通称、ストライカーパックなしで

【トピークのRXキャリア&トランクバッグ、通称ストライカーパック】


ドイターのバイク用バックパック1個にしました。


一応、完全自走出来ればしたいのですが、体も完全ではないので

輪行用バッグもサドル下に装着です。


このバイクの装備を考える時に、自分の正直な気持ちが出るのが面白いです。(^◇^)



ライトは通勤で使用しているキャットアイHL-EL500、十分な明るさがあります。
補助にトピークホワイトライト。フラッシュが対向車へより強い存在をアピールします。
なので、トピークの光軸は路面ではなく、ドライバー目線を狙い撃ちです。


工具は蒼いボトルに入れて、ドリンクホルダーに装備。

バンクはもちろん、チェーントラブルも対応可能。(チェーントラブルは経験ないんですけど)
子砂利などでむしろトラブルの元になるフェンダーは外しました。


あとは普通に通勤かばんの中身をバックパックに移し

・免許証

・保険証

・クレジットカード(VISA&JCB)

・スイカ&モバイルスイカ

・携帯電話(Willcom&Au×2)

・救急キット(パッド付き絆創膏、鎮痛剤)


思い出を記録するカメラを追加

・デジカメ(コダック&カシオ)


その他

現金 4野口(あ、会津って野口さんの故郷ですね!)

激マジ緊急用 鎌倉銭洗い弁財天で処理済みの1諭吉。


そして、エースコックスーパーカップ類似品を1個食べて出撃準備は整った。



■草木ドライブイン・・・順調 1:21:01

梅ソーダで糖分とクエン酸補給。(^◇^)

当然ですが誰もいないです。虫の声が聞こえる・・・



■足尾の定点観測地点・・・順調 2:11:49



■神子内セーブオン・・・順調

メロンパンと缶コーヒーを補給。コーヒーの銘柄は・・・Bossカフェオレです。


ここに来るまでにボトルの水500ccは消費してしまった。

夜なのに気温が高いらしい。

しかし、この先のおふくろ食堂の駐車場の水道で補給できるので

ミネラルウォータは無理に買わなかった。



■神子内 おふくろ食堂

パーキングに入ってすぐに異変に気づいた。

見慣れない建築物が立っている。。。

トイレが建替えられていたのか!!

今年は日光詣でを怠っていたからその付けが回ってきたのか!!

神様・・・これは天罰なんですね。。。


しかたなく、自販機でアミノバリューWを購入する。

車で休憩していた男性が話しかけてきた。


○どこまでいくの?
■会津まで
○今日は何処に泊まるの
■いや、寝ないで走るんです
○ええ?
■たぶん明日の朝5時頃に付きますよ
○へへー(あきれたように)
■あはははは(負けずに笑ってみる)

こんな深夜に偶然出合った相手と楽しい気分で笑うって滅多にないよね〜


給水が済んだので、「お先に」と挨拶して出発した。


深夜ではあるが、時折車が追い越してゆく。

意外かも知れないが、深夜のドライバーで幅寄せされた経験は無い。


ふと一台の車が横に並んだ時、急にスピードを下げた。

色と車種ですぐにさっきのおいちゃんだとわかった。


おいちゃんは窓を開けて何か言ってる。

どうやら単なる声援を送っているようではない。


一旦ペダルを止めると、座席の辺りをごそごそ探し、

「豆持って行け」と渡してくれたのが


↓写真のでんろくです。(^-^)

人の情けが暖かい季節になったんだねぇ〜


そんなこんなで、首なしバイクが走る都市伝説が流布している日足トンネルを抜け

日中であれば、観光客の人気撮影スポット「神橋(しんきょう)」で記念撮影。

後ろにこの世以外のモノが写っているかも知れないけど、気にしない。


 


■東武日光駅に到着。2:26:18 Ave.19.1 ロングのタイムとしては十分です。

終電後の東武日光駅は初体験です。


誰もいないのに、突然通学自転車に乗った二人組みが現れて、誰かに連絡してる。

会話の内容からして、こいつら宇都宮から自転車できた感じ。

電話の相手は女子っぽい。。。

なーんか青春してるねー、二人は深夜の駅前で記念写真を撮った後、どこかに消えた。。。


あの二人にとって俺の存在は相当不気味だっただろうね。(笑)
23時09分・・・自分以外のサイクリストを見かけたのは初めてだ。(笑)




日光から鬼怒川までは基本緩やかな下りが続きます。

そのため、寒さが身にしみてウインドブレーカーを着込む。


新高徳から登りに転じるので、そこでウインドブレーカを脱ぐ。


鬼怒川温泉駅前到着時間は1:30分


驚くべきは萬作さんが起きていて、エールを送ってくれたこと。

ブログはメール更新の為、発信は出来るけど、コメントに対しては応答できないのです。

 


鬼怒川温泉のアイドル 鬼怒太君も独り占め!!!

深夜ってなんか何もかも独り占め!!


と、浮かれていたら、現在地球上で一番経済成長している国の言語が聞こえて・・・

ふと、バスターミナル方向に目を向けると、女性二人が話をしながら歩いてきて

駅のほうに消えていった。。。


いったい、何者???


たぶん、向こうも同じ印象を持ったのではないだろうか?


深夜に鬼怒太と戯れる一人のサイクラー!


ステキ??


ちなみに、東武スペーシアが直通している関係で、輪行で来て

ここから走りだすサイクリストをよく見かけるのですが、今夜は見かけないねぇ・・・


温泉のホテル街を通過中に、一人の綺麗な女性を見かけた。。。

服装からしてスナック勤めの帰り道のようだ。




そうか、鬼怒川温泉街ならこの時間でも飲食可能なのか。

鬼怒川はかなり集落がでかいし、金曜の夜なんだよなぁ・・・


徹夜でカラオケ

徹夜で飲酒

徹夜でマージャン

・・・考えてみればみんな徹夜で遊ぶの大好きじゃないですか!


徹夜でサイクリング、これも数多くある深夜遊びの一つじゃないか!!

しかも、やたら健康的で出合った人々にある種の感動(呆れる)を与える。


だれだ、俺を変態と呼ぶのは!!(静岡方面の人?)



龍王峡・・・昨年の夏も秋も立ち寄っているので何となく休憩してみる。


疲労と言うよりも睡魔との戦いが本格化してくる頃です。


栃木県の随所に繁殖しているアキバ系おでんの自販機発見。

去年は無かったと思う。

無性に食べたかったが、我慢する。

これって食べると胃に残って、胃が痛くなる事があるんですよ。



湯西川を通過し不動の滝を過ぎたところで、山の中から獣の叫ぶ声が木霊する。
背筋がひんやりとする。。


不意に一頭の雌鹿が道路を横切った。
その姿は神々しく、全身の体毛が光り輝いて見えた。

宮崎駿の世界に迷い込んだようだった。


中三依では、恒例のダイドー自販機で水を買い、持参したゲータレードパウダーを溶かす。



再出発した直後、いままでに無いほど強烈な睡魔が襲ってきた
もう限界と思ったとき、きすげの郷という土産物屋が見えてきた。


止む無く、ここの峠の茶屋に使われる椅子で横たわる。

一瞬で意識が闇の底に吸い込まれていった。。。



通り過ぎるトラックの音で目が覚めた。

30分くらい寝たのだろうか?


交通量が増えてきたようだ、夜明けは近い。



最後の難所?でもないけど山王峠を越える。


道が下り始めるとトンネルの入り口と共に福島県の県境となる。

足尾から日光市になるのであるが、ここまで100Kmが日光市である。

日光市、面積が広すぎである。


トンネルを出るとすぐに 道の駅田島に到着。

昨年はココに来るまでに寒さで死にそうだったけど、今年はそんなに寒くなくてよかった。

太鼓祭りのポスターは去年もイカした感じだったけど、今年もなんかそそる〜



昨年よりはマシだけど、やっぱ物凄い霧に包まれる午前5時19分



どんどん空が明るくなって、会津っぽい風景が見えてくる。



6時12分 駅の手前にあるセブンでおにぎりとお茶を買って補給。


既に始発電車が動いているので、学生さんがぽつりぽつりと現れる。

ここまで来たら湯野上温泉まで残り1時間くらいである。


眠気も納まってテンションが上がってくる。


塔のへつりを過ぎると渓谷に掛かる橋が見えてくる。

「見えた!湯野上温泉郷だ!」


旅館 星乃井の看板を目印に右折!


<星乃井の看板>
注:この看板は駅構内の看板です。


後は川原まで下るのみ。

会津鉄道の線路が迫る、見覚えの無い看板が掲示されている。


<告知>

 


何か嫌な予感がした。
いや、どこかの民宿が営業停止になったのかも知れない。
何事もポジティブに考えないとダメだ。


駐車場に到着してみると、車は一台もない。。。



まさか?



いや、


もしかしたら夢の露天風呂独り占めタイムなのではないか?



 



湯船は??

 






あるじゃないか。(^^♪







よかったぁ〜






っておい!


あまりの衝撃に言葉も出なかった。


てか、もともと一人旅なので話し相手はいなかった。


俺の165Km 7時間54分の旅の目的は綺麗サッパリ消え去っていたのだった。





それでも、会津の山々の美しさは変わらなかった。。。




失意にくれながら足湯に浸かる。(数箇所ある足湯は全て無料です)










今の気分は足湯の湯船に全身を沈めたい気分なのであるが・・

時折町内の人が「おはよーございます」と声を掛けて通り過ぎるので
迂闊なことは出来ない。(するなよ)



長旅で顔がベタベタしている。。。



ので



とりあえず



顔を洗ってみた。


腰の疲労は取れないが、ふくらはぎの疲れは急速に回復し始めた。


不完全燃焼〜、このままでは帰れない。


不意にこの源泉が飲めることに気が付いた。




しかし、コップが無い。

しかた無いので最後の1個であるゼリー飲料を空にして
その容器に温泉水を詰めてみた。




・・・




飲むとグレープフルーツの風味がした。


もう一度同様にして飲んでみると、無味無臭だった。
足湯はぬるぬるしているけど、飲んでみたら違和感は無かった。
せっかくなので、お土産用に180ccパックにしてみた。


ぎゅるるるる


は?


温泉水を飲んだせいだろうか?


猛烈に便意がっ!


足湯から緊急離脱!とりあえず国道へ出ると、セブン発見!


いや、どうせなら湯野上温泉駅へ・・・


日本で唯一つのわらぶき屋根の駅舎です。

世間的には会津と言えば、喜多方や会津若松なのでしょうが

私は南会津が一番好きです。(^^)v

鍛え抜かれた直腸筋のおかげで、なんとか漏らす事は免れました。


しかし


温泉を失った私に神様はどこまで試練を与えるつもりなのだろうか?


神様。私には試練は不要なんです。

試練に耐える事ができるような立派な人間じゃないんです。


駅前には列車の到着待ちをしているタクシーの運転手さんから

なくなってしまった露天風呂について尋ねてみました。


どうして露天風呂なくなっちゃったんですか?


いや、もともとダムが出来た時に放水時に危ないので
だめにはなっていたんだよ。
でも、みんな気にしないで入っていたんだけど、
とうとう公衆浴場法で禁止にされたんだよ。


そうなんですか、それにしてもいつダメになったんですか?


5月連休一杯で閉めたんだよ。


そうなんですか・・・



気をとりなおして、土産物を物色してみた。


前回は早朝過ぎて売店は開いてなかったのです。


駅に備えてあった南会津観光マップを広げ、砕け散ったプランを立て直す。


いろりに当たりながら・・・

道路沿いにやたら看板が出ていた大内宿へ行ってみよう


テレ東のドライブA Go!Go!で最近、アッキーが行ったところだ。

距離は湯野上温泉駅から6キロ程度らしい。


あっきーが蕎麦が美味しいっ!って言ってたから、蕎麦は食べてみたいな。




蕎麦屋って一軒だけなのかな?


Auで検索!


ヒットしたのは三澤屋だ。

他には周辺の観光スポットとして「大川大露天風呂」が紹介されている叫び


三澤屋の営業時間は9:30からか・・・

今が8時なので、6キロだと時速20キロで18分程度で着くよなぁ・・・


ママチャリなら時速12キロくらいなんでちょうどいい時間に着くのになぁ・・・

俺のは鋼鉄のロードレーサーだからな、格が違うんだよな、格が!!


そうすると、こっちを出発する時間が遅めになるから、一部鉄道を利用しよう

そうだな〜道が狭くて走りにくい上三依の区間はパスしたいから


会津田島〜鬼怒川まで列車に乗ろうかな?

いや、川治から鬼怒川へは下るだけだし


川治のコロッケ屋さんも興味があるし、料金も節約できるし


などと綿密な作戦を練っていると、列車待ちしているご婦人の一人が


お茶を入れて持ってきてくださった。


また、別のご婦人は自家製のイチジクの砂糖シロップ漬けを分けてくださった。



さて、時間はちと早い気もするが、大内宿へ向けて出発しよう!!



あったかい心使いが、凍り付いていた俺の心を溶かしてくれたのだった。



南会津っていいなぁ〜(^^♪

大内宿

江戸時代の街道の姿を今に残す、重要伝統的建造物群保存地区である。


私の考えは甘かった。


”6キロだと時速20キロで18分程度で着くよなぁ・・・”←とんでもないことだった。


日光口の戦いで、撤退する幕府側会津軍によって藤原は焼かれたのに


何故、あの激しい戊辰戦争で焼かれる事もなく残ったのか?


それは、主要な街道から外れているからだ


つまり、好き好んでこの道を通行する事は無かったということだ。



この坂を時速20キロで走れたら、殆どのHC大会で優勝狙えるように思いました!

出だしから8.7%なのです。。。途中9%を越えます。








さらに、季節柄パンクの危険が高まる!!





行楽シーズンは車が渋滞で一歩も動かない事を予感させる標識と簡易トイレ。。

でも、この看板乗鞍を登っているみたいで、意外に励まされました。


しかし、165Km走ってから9%の坂をアタックしたのは初めてデス。


でも、足湯とかお茶とかイチジクのおかげで結構元気です。


そして、わらぶき屋根の建物が並んでいるだけの街道に到着した。


朝の9時というのに多くの人が観光?してます。



でも、サイクリストには出会いません。。。

事前の調査では「三澤屋」だったが、現地に到着すると


大和屋、美濃屋、大黒屋と何件も蕎麦屋がある。


TVで、アッキーが食べた店はどこなんだろう??


バスガイドさんを発見したので、何か情報があるかと思って聞いてみるが

特に情報はもってない様子だった。。。残念。

ちなみにナンパではありません。

そういうことなら予定通りに三澤屋で決まりである。


もし、次回があったなら鳥居の奥でひっそりと営業というか



一生懸命営業している「玉川屋」で食べてみたい

ちなみに、この玉川屋さんはワンちゃん同伴OKなんです。


900円は他のお店より1割安いです。

三澤屋さんの開店は9:30であるが、9:05の時点で短い列が出来ていた。

他に行くあても無いので並ぶ。


並んでしばらくすると、整理札が配布された。



これを持っていれば優先権が貰えるらしい。

判りやすく言えば、予約時間の無いファストパスである。

これは良いシステムであるが、そして僕は途方に暮れる。。。


しかたなく、徒歩で大内宿を散策しつつ、入り口に暖簾が掛かるのを待つ。

こういうときサイクルウェアはちょっとアレなんですよね。(あんまり気にしないけど)


なかなか暖簾が掛からないが、9:40頃、ついに暖簾が掛かる。




整理札を持った客と持たない客が店内に殺到したが、整理札があるから余裕でした。


あとから来たお客さんが「ああ、出遅れた〜」と嘆いておりました。


高遠そばとは?詳細はググって下さい。




最初はすくえるのか?と思っていたのですが、


案外すくえるものです。




ねぎは最初のうちは程よい辛味なのですが



このあたり(半分)までかじると、辛味が限界突破してしまい
かじり尽くす事は出来ませんでした。




麺は冷たいスープに合わせた素晴らしいできばえでした。
スープも鰹の風味が程よく効いており、明らかに天然出汁と思われました。
全体の味バランスは完璧です。


蕎麦を食べきった後、どんぶりに蕎麦湯を足して飲み干してみました。
殆どが水分なのですが、本当にお腹一杯です!!


こうして、本来の予定に無い三澤屋を堪能し、不完全燃焼な気持ちは解消いたしました。


ちなみに、アッキーがテレビで食べていた店は三澤屋でした。(^^♪
アッキーと俺は縁があるのかも知れません。(ナイナイ)

さあ、朝飯もしっかり食べたし帰ろう。


この時点で午前10:00です。

蕎麦も食べて、エネルギー充填120%メラメラ

 

会津田島へ向けて発進!!


同じ道を戻ったのでは面白くないし、国道121号はそろそろ交通量も増えてそうなので


大内宿こぶしライン県道131号→下郷→県道346ルートを選ぶ


舟鼻トンネルから会津田島へ抜けるコースで推定30Kmというところ。


現在ほぼ10時なので12時には駅について13時前には鬼怒川温泉に着けば


日光駅前は14時、そこから自宅までは遅くても4時間あれば間違いない。


大内宿から下り、最初の分岐を金山・昭和村方面へ向う。


特に登りたいわけじゃないけど、いきなり中山峠を越えなければならない・・・


6キロ登ってようやく下るが、下郷から再び登りになる。


会津の民家は平屋が多くて、さらに屋根の形がわらぶき屋根をト

タンに変えたような形状をしており、殆どの屋根には家紋が掲げられている。

会津独特の風景を眺めながらノンビリ走っているうちにあることに気が付いた。

大内宿から既に20キロ走ったが、この道にはコンビニはおろか、自販機さえも無い・・・


気温は23度と比較的暑い事もあり、ボトルの水はそろそろ底を尽き始めていた。


そして、またしても会津の山がキバを剥いた。



もう、勘弁して・・・ガーン


既に総走行距離は200キロに迫っている、さらに睡眠不足が追い討ちをかけ、

ついに足が止まった。。。

 

水、水さえあれば・・・


ひらめき電球


足湯で汲んでおいた温泉水がバックパックにあったっけ。

この僅か180ccの水が先に進む活力を与えた。


延々と続く11%の坂、ようやく国道400号へ辿り着く。


しかし、そこからの南会津へ抜ける道が良くわからない


そうだ、携帯の地図で確認しよう。


携帯圏外でした。orz


位置的には最悪新潟へ抜けてしまう危険がある。。。


バックパックを背負っている為、弱点の右肩に痛みも発生している


時計時計を見るといつの間にか13:30分、活動限界が近い予感。


予定では鬼怒川にいるはずなのに・・・裏ルートは徹底的にヒルクライムだったので全く進んでなかった。


                         


ここで撤収を決意する。下郷まで戻って国道121で田島を目指そう。


途中、水車式木地引き工房で道を尋ねたついでに水を分けてもらった。

お茶も勧められたが、時間に余裕がないので丁重に辞退した。(ホントみんな親切ですよね)


そこで、赤土峠を抜けてゆく道を聞いたのでトライする。

赤土峠への分岐には工事中の看板があり、そこには舟鼻トンネルの迂回路も記されていた。

もうちょっとだった事に気付いたが後の祭り、いまさら引き返す気力は無かった。


赤土峠、強行突破作戦。

しかし、この赤土峠もなかなかの勾配である。


そして、その先に見たものは


完全に崖が崩れて、それを修復する為に2台のショベルカーが作業している現場だった。


強行突破不可能です。。。NG


失意と共に来た道を引き返す


そしてついに、ハンガーノックが私の体を襲った。


足が動かない、携帯の電波も届かない、この会津の山中で私は朽ち果てるのだろか??


最後のゼリーは温泉水を汲むために使ってしまったし


コンビニも自販機もないのは既に確認済だ



・・・


ひらめき電球


 


でん六豆

1袋(115g)あたりの栄養成分
熱量545Kcal
たんぱく質15.6g
脂質21.3g
炭水化物72.6g
ナトリウム424mg
フラクトオリゴ糖460mg


なんということだろう!

ハンガーノックの危機を救ってくれたのは、旅の途中で出遭った方の思いやりだった。

でん六豆のカロリーはブラックサンダー5個分に匹敵します。

しかも、炭水化物が多いし、炎天下でも溶けないので扱いやすいです。

私、今後ロングライドの時は必ずでん六豆を持っていきます。


豆の力でなんとか国道121号へ辿り着き、いつものファミマで食料補給・・・

今回の旅は実質ここで終わった感じです。

残りの10キロは時速20キロで進むので速い速い。


確かに会津の山は甘くないわね。



再び、会津田島駅


 



栃木行きの東武電車はガラガラです。

 

これは会津若松行きの気動車。



東武のスタッフは制服が可愛いなぁ〜


栃木名物 レモン牛乳 

今回はいろんな人に支えられた旅でしたぁ〜